先輩ISOWAビト図書館

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考えることを楽しむ、
技術者の誇り

山田 貴大
機械開発・設計
2008年入社
Chapter:01

まだ見ぬ価値の創造 ― 技術への挑戦。

コルゲータの心臓部である“シングルフェーサ”の新機種開発プロジェクトの始まりは、みんなが漠然としたアイディアを出し合う、ちょっとした立ち話程度のところから。
有志での気軽な話し合いが、徐々に全社的な開発へと発展していきました。
今までにない価値を創りだすには、既存の技術を流用する近道は通用せず、とても苦労をしたのを今でも覚えています。
やっとの思いで形にしても、予想もしなかったような不具合や問題が山積み。
中でも何より辛かったのは、大事なお客様に迷惑をかけていたことですね。
先が見えず、立ち止まる時もありましたが、開発チームの先輩と共に問題を乗り越え、開発から約8年―。
ついに、安定した機械をお納めすることができ、開発もようやく一区切り、という感じですね。

ただ機械を開発するだけなら、簡単なことかもしれません。
でも私の考える“真の開発”は、納入後、機械を使うお客様が喜んでくださることであり、幸せになってもらえることです。
自分の幸せを大切にできるISOWAの社風だから培われる、他人の幸せも願える気持ち。
その理念を本心から理解し、お客様の幸せを追求した機械のことを、私たちは“i機”と呼びます。
私が情熱をかけて開発したこのシングルフェーサは、ISOWAのi機1号機となりました。
Chapter:02

技術者として、開発と向き合い続ける

技術者としてのISOWAの魅力は、自由なものづくりができること。
それは中小企業ならではなのかもしれませんね。
たとえ上司や先輩が相手でも、意見が言いやすい環境での開発は、自分の技術力を試すことができ、レベルアップにも繋がりました。
まずは考え、アイディアを責任をもって形にする。
その繰り返しは技術者として、私をずいぶん成長させてくれたと思います。
かつてのi機1号機がそうだったように、開発にはトラブルがつきものです。
それでも挫折することなく、今もこうして開発と向き合えるのは、自分の頭で考えて、形にすることがただ純粋に楽しく、何よりも好きだからです。
それがもし機械の不具合だったとしても、考えることを楽しむ。
自分の中でぶれることのないその思いが、技術者としての誇りです。
Another story
冷静沈着で真面目、各部署からも信頼の厚い山田さん。
パソコン関係にもかなり強く、技術部内でトラブルがあれば、どこへでも飛んでいく(連れられて行く?)敏腕サービスマンでもあります!(よっ、Mr.パソコン!)
そんな山田さんですが、まだ新人の頃、なんと11時まで寝坊するというトンデモ大事件を巻き起こしたことがあるそう。笑
完璧超人・山田さんにも、こんな過去があったとは!いや~、山田さんも、人の子だったんですねぇ。(ニヤニヤ)
(山田さん、文句は情報提供者の土屋さんにお願いしますね! 採用チーム K)