先輩ISOWAビト図書館

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電気と機械の
壁のむこうに

高橋 佳道
電気開発・設計
2012年入社
Chapter:01

僕の知っている世界だけが
全てではないと、初めて知った。

電気エンジニアとしてISOWAに入社し、成功も挫折も経験しながら、技術者として少しは成長できたかな?と手ごたえをつかみつつあった入社4年目の夏。
新しい開発の案件に携わることになりました。
パートナーは、同期の機械エンジニア、幸臣。
同期だから自分の意見は遠慮なく言える分、負けたくないという強いライバル心もありました。
彼は彼で、自分の想い、持てる力を最大限発揮して設計してきます。
これに僕が、電気の設計でどう応えるか、僕自身の想いをどう載せていくか、という工程が、まぁ本当に、バトルの連続。本気でぶつかりまくりましたね。

でも、ぶつかってみて初めてわかることって、あるんですよね。
僕の場合は、この時まで、機械設計の視点から電気設計を考えたことがなかったんです。
「機械設計がどんなに変でも、電気で動かしてやる!」くらいの気持ちで、電気が全てだと思っていた。でも、現実はそうじゃない。電気の側にも限界があった。
「機械ってやっぱり重要なんだ」この時思い知りました。
電気の世界だけに閉じこもっていた僕に、新しい扉が開いた。
それ以後、壁にぶつかった時も、一度電気の視点を離れ、機械の側から見てみるようになりました。間違いなく、この経験が糧になったからです。
Chapter:02

機械と僕。
二人きりの世界。

開発って、要するに機械と対話するようなものです。
考えて考えて考えて、プログラムに落として、試す、失敗する、また考えて考えて考える・・・この繰り返し。
三歩進んでは二歩下がるような、非常に時間のかかるプロセスですが、考えることに集中していくと、まるでこの世界に機械と僕の二者しか存在しないような、そんな濃密で静寂に満ちた世界に到達するんです。
その中で、悩み考え抜く時間。
これが、開発の醍醐味ですね。
一人で世界に入り込むために、夜な夜な工場で一人、機械と対峙する時期もありました。
寒い時期だったのでお尻が凍えそうに冷えたのも、いい思い出ですね。笑
Another story
入社当初から変わらないヤングフェイスの佳道さんですが、実は二児のパパ!
最近購入されたマイホームには、念願のマイルームを設け、趣味に没頭中だそうです。
ギターにスニーカーと多趣味の持ち主ですが、中でもジーンズは超がつくほどのマニア。
ジーンズ履いてお風呂に入るというウワサも(笑)
何年か経って味が出てきたジーンズは、“殿堂入り”と称し、履かずに部屋に飾るそうです。
・・・ごめんなさい佳道さん、マニアじゃなくて、ただのオタクでしたね!
(採用チーム K)